2021/05/09
今日は、ガムを噛むことで得られるメリットについてお話しします。
スポーツ選手が試合中にもガムを噛んでいるのを見たことがある方も多いのではないでしょうか?ガムを噛むと集中力が高まります。これは、物を噛むときに顎と口を動かし続けることにより脳内の咀嚼中枢という部分に刺激を与えることによる恩恵です。ガムは噛んでもなくなりませんので、ずっと刺激を脳へと送り続けることが可能です。刺激を送り続けると血液循環が良くなります。その結果、脳の血流量が増えて活動が多くなり、脳の働きが良くなることで集中力がアップします。同様に、記憶力もアップします。
ガムを噛むことにより、ストレスの発散もできます。一定のリズムで噛むことにより、人間の体がセロトニンを分泌します。これは幸福ホルモンとも呼ばれ、ストレスを緩和する働きを持ちます。
過去に行われた実験では、5分間ガムを噛んでもらい、その後に反射神経のテストをおこなうと、ガムを噛んでいないときと比べて反応が良くなっていたそうです。また、記憶力テストでも成績が良くなったと報告されています。
ガムを噛んでいると唾液の分泌も促されるため、虫歯予防にもなります。また、キシリトールガムの場合はムシバ菌であるミュータンス菌が利用できないことと、殺菌効果もあるために、より予防の観点から見てもお勧めできます。
このように、メリットがたくさんあるガム噛みですが、やりすぎには注意が必要です。あくまでも顎が疲れない程度にしておきましょう。過ぎたるは猶及ばざるが如し、顎を使いすぎても顎関節症の心配が出てきますので気をつけてくださいね。