2021/07/18
意外と長くかかる矯正治療。ご存知ない方もいらっしゃるので、今日は矯正治療にかかる治療期間についてお話しします。
歯を動かすときに、ワイヤーで力を加えますが、1か月で0.5mmくらいしか動きません。歯並びがどれくらいデコボコか、隙間があるのか、出っ歯なのか、などによって必要な治療期間は変わってきます。ですから、今回はおおよその目安を書いていこうと思います。
【子供の治療】
受け口の治療・・・半年~1年半程度。
下顎の成長を促す治療・・・1~1年半程度。
倒れた奥歯を起こす治療・・・半年程度。
大人の歯が生えるスペースを確保する治療・・・大人の歯が生えるまで。
この他に大人の歯並びになってからする矯正治療の期間が2年ほどあります。
【大人の治療】
抜歯を伴う治療
デコボコが多く、奥歯の咬み合わせが良い場合は1~2年
奥歯の咬み合わせが悪い場合は2年~3年
抜歯を伴わない治療
デコボコがあり、後ろへ歯を移動する場合・・・2年~3年
デコボコがほぼなく、噛み合わせも問題がない場合・・・1年
外科矯正治療
術前矯正+オペ+術後矯正で2年半~3年程度
あくまでも目安ですので、症例によっては上記の期間より長くなったり短くなったりします。参考にしていただけたら幸いです。