2021/08/12
昨日は、犬の歯についてお話ししましたね。今日は猫の場合です。
猫は肉食で、歯の本数は上下左右で30本あります!犬の42本に比べると少ないですが、それでも人間の28本よりは多いですね。前歯が6本、犬歯が2本、その後に2種類の臼歯が上顎で8本、下顎で6本生えているのですが、人間の歯とはやはり形が違っています。特に前歯と犬歯は鋭くとがっていて、獲物を捕らえるのに適しています。犬歯を獲物にぐさりと刺して狩りをします。ネコ科であるライオンやトラも同様で、犬歯が大きく発達していますよね。犬歯には小さい溝があって、歯が血で汚れないようになっているそうです。
猫も、犬と同じように虫歯になりにくいです。その代わり、歯周病にはなりやすいです。口の中の環境が違っているからだそうです。人間の口の中が弱酸性なのに対して、猫はアルカリ性です。アルカリ性の環境下では虫歯菌が発生しにくく、歯周病菌が繁殖しやすいと言われています。米国獣医歯科学会によれば、猫はその70%が3歳までに歯周病にかかってしまうそうです。布やガーゼで歯や歯茎をぬぐってあげたりして、キレイなお口にしてあげましょう!