2021/09/01
前回は、歯間ブラシの上手な使い方についてお話ししましたね。今日はフロスについてお話ししたいと思います。
フロスは糸ようじとも呼ばれるオーラルケアグッズで、歯と歯の間を磨く道具です。歯と歯の間は、歯ブラシの毛先が届きにくいためプラーク(歯垢)が残りやすく、むし歯や歯周病が発生しやすい場所です。この歯間部のプラークは、歯ブラシだけでは60%程度しか取り除くことができませんが、歯ブラシと併せてフロスや歯間ブラシを使うと90%近くのプラークを取り除くことができます。
効率よくお手入れをするためにも、毎日のケアに歯と歯の間のお手入れも取り入れましょう。
フロスの使い方は
・鏡で確認しながら歯と歯の間にフロスの糸の部分を当てる
・ゆっくりと小さくノコギリを引くようにしながら入れる
・中まで入ったら、歯の面に沿わせて上下に動かしながら汚れを取り除く
・ゆっくりと小さく動かしながら取り出す
以上の4点がコツになります。また、ブリッジのダミーの歯の下を通す用に一部分が太くなっているフロスもあります。歯科医院では、衛生士さんが正しい使い方を教えてくれます。
フロスを使う際に一番気をつけていただきたいことは、使うときの歯と歯の間への入れ方です。のこぎりのように動かさずに一気に押し込むと歯茎が下がったり、傷ついたりしてしまいますので、少しずつ入れるようにしてください。