2021/09/28
皆さん、石はお好きですか？私は結構好きです！先日新潟でミネラルマルシェが開催されたのですが、入場制限のある中でちょっとだけ見てきました。
天然石は様々なものがありますが、その中で気になってしまうのが「アパタイト」。この名前、歯や骨に含まれる「ハイドロキシアパタイト」とそっくりですよね。「ハイドロキシ―」とつくのは水酸基（OH）がついているから・・・というのは化学の時間で習ったのですが、アパタイトとハイドロキシアパタイトはどう関係があるのでしょうか？
アパタイトは燐灰石のことで、透明で美しい鉱物です。ハイドロキシアパタイトは燐灰石のうち、水酸基を主に含む物を指します。このハイドロキシアパタイトは人間や他の動物の歯や骨などの硬組織を構築する主要な成分です。カルシウムとリン酸の反応で合成され、人工的に作ることも可能です。
化学式も少し似ていて、そう考えると人の歯や骨も宝石のようだと思いませんか？見た目が全く違うけれど、どこか似たアパタイト。生き物や世界の不思議を感じます。