2021/10/20
保険診療であれば、誰が治療を受けても保険点数が同じです。今日は、治療費について大体の目安をお話ししましょう。
【歯石を取りたい】
・初診料
・基本検査もしくは精密検査
・レントゲン撮影
・スケーリング(歯石取り)
合計 約3,000~4,000円
歯石を取るには、まず検査が必要になります。その時に簡単な検査をするのか、精密な検査をするのか、現在ある歯の本数は何本かによって点数が違います。また、歯のどこに歯石が付いているのか、歯茎の中まで歯石が付いているのかを確認するためにもレントゲン撮影が必要になります。
スケーリングとは歯石取りのことですが、歯茎の上に見えている歯石を取ることを指します。歯茎の中にまで歯石がある場合は、SRP(スケーリング・ルートプレーニング)と言って、初期のスケーリングやその後の歯茎の評価が済んでいないと受けられません。ちなみにこのスケーリングは1/3顎という範囲で保険点数が決まっています。
基本的には歯石を取った後で、歯茎の状態が良くなったかどうか確認しますので、おおよそ1か月後に2度目の検査をおこないます。そのくらいの期間をおかないと、歯石を取ったばかりの歯茎は少し傷ついていたり、炎症がまだ残っていたりするため歯石除去の効果が明確にならないからです。
上記の他にも、お口の中の情報を得るために口腔内写真を撮影したり、ハミガキ指導を受けることでも保険点数が算定されます。もし、口腔衛生指導を希望せず、最低限の治療にしてほしい場合は、あらかじめ歯科医院にお伝えください。