2021/10/22
保険診療であれば、誰が治療を受けても保険点数が同じです。今日は、治療費について大体の目安をお話ししましょう。
【虫歯にクラウンを被せて治したい】
一回目
・初診料
・レントゲン撮影
・形成+印象採得
二回目
・再診料
・補綴物
・セメント代
・補綴物維持管理料
合計 約4,000~6,000円
虫歯を治療するには、まずレントゲン撮影による検査が必要になります。どのくらい深い虫歯なのか、麻酔は必要かどうか、治療方針を決定するうえでも大切な診断材料です。レントゲン撮影は、その医院にあるレントゲン機器がデジタル化されているか否かで点数に10点(100円)の差が生まれます。大きな虫歯なのでクラウンにする必要があった場合、歯を削って型取りをします。すぐにその場で治せるわけではありません。
型を取った後は、仮歯を入れることもあります。大体1~2週間でクラウンが出来上がりますので、二回目の来院時にセットすることとなります。
補綴物維持管理料についてですが、これは施設基準の届け出をおこなっている歯科医院のみが算定できるものなので、届け出をおこなっていない歯科医院では加算されません。
補綴物維持管理料とは・・・
金属冠や硬質レジン前装冠、ジャケット冠、ブリッジ等を保険で治療した場合、治療費に補綴物維持管理料をプラスする歯科医があります。 その場合、2年以内にこわれたりして新しく作り直すときは、その部分の検査費や製作費、装着費は無料となります。 (ただし、初診料やその他の治療費は除きます)