2021/12/03
今日は前回に引き続き、顔の曲がりについてお話しします。
顔が曲がって見える、もしくは左右非対称に見えるのには理由があります。
(1)筋肉の発達が左右で違う
(2)噛み合わせの高さが左右で違う
(3)顎の形が左右で違う
(4)顔面の骨が左右で違う
大まかに分けてこの4種類になると思われます。
今回は自分で予防できる1番目についてです。
【筋肉の発達が左右で違う】
人は食事の際に左右のどちらかで多めに咀嚼する傾向があります。噛みやすい方ばかりで噛んでいると、そちらの筋肉が発達して、その結果顎がそちら側に引きずられます。するとオトガイの位置が偏位してしまうため、顔が曲がって見えます。極端なケースでは左右の顎のエラ部分に差がみられるため、より顕著に顔の非対称性が見られるようになります。
以上のことから、左右差が生まれないように食事の際の咀嚼は両方均等になるように気をつけましょう。
上記以外でも、顔の曲がりは起こります。「体癖(たいへき)」と呼ばれますが、読んで字のごとく体の癖です。いつも右側を下にして寝るとか、左側に頬杖をつくとか、そういった癖で顔の曲がりが起きてきます。一朝一夕ではなく長い年月をかけて変形するため、骨の形にまで影響を及ぼします。普段、何気なくしているその癖、止められるようにしましょう。