悪い歯並びって何?・・・下の歯や顎が出ている症例(下顎前突)について

  • HOME
  • News
  • 悪い歯並びって何?・・・下の歯や顎が出ている症例(下顎前突)について

今日は、下の歯や顎が前に出ている症例である下顎前突(かがくぜんとつ)についてお話しします。

下顎前突は一般的に「受けくち」と呼ばれています。どんな状態かというと、下の前歯が上の前歯よりも前方に出ていたり、下あご自体が全体から見て前方に位置していることを指します。特徴としては顎が長く見えたり、しゃくれて見えます。あまりに下あごが前方に位置する場合には手術が必要なケースもあります。

治療方法は、

1 成長が期待できる年齢や時期であれば下あごの成長を抑え、上あごの成長を促す

2 歯を抜いて前歯を後ろに下げるスペースを確保する

3 奥歯を後ろに移動させることでスペースを確保する(歯は抜きません)

などが挙げられます。人によって状態が違うため、治療方法も異なってきます。まずは専門家に診断を受けることが大切です。

下顎前突だと何がどんな害があるのでしょうか?

a. 見た目の問題

b. 噛み合わせの問題

c. 発音

d. 消化不良

前歯の出かたや噛み合わせの程度にもよりますが、上記のような困ったことが起こります。

特に、学校検診で「噛み合わせの問題あり」と指摘を受けた場合はその傾向が顕著ですので早めに相談に行きましょう。小さい頃(幼児~学童期)に治すことで、将来手術をしなくても済む場合があります。