2022/10/02
生涯を通じて自分の歯で食べることを目的とし、厚労省と日本歯科医師会が提唱している
「80歳で20本の自分の歯を残し、なんでもよく噛める快適な状態に保とう」というのが8020運動。
その推移をグラフで見てみましょう。
上のグラフは、治療をしていない歯のある人の割合の年次推移です(厚生労働省歯科疾患実態調査より引用)。
このグラフを見ると、昔に比べて歯科医院へ行って虫歯などの治療をする人が増えたことが分かります。
また、虫歯自体も減っていることが数値を下げることに一役買っています。
今後の課題としては、歯周病の治療が挙げられるでしょう。
高齢になるに従い歯周病が増えていることが歯科疾患実態調査で分かっているからです。
歯周病は歯茎から血が出ることもありますが、ほぼ自分では分からないうちに進行します。
その進行に歯止めをかけるのが歯科医院でのメンテナンスになります。
特に、歯石は自分で上手に取ることができません。
重症化予防をするために、定期的な歯科健診を受けましょう。