どうして歯並びは悪くなるの?

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今日は歯並びが悪くなる原因について書こうと思います。これまでのブログで、悪い歯並びの種類についてお話ししましたが、悪い歯並びには原因があります。前回では少しだけその原因に触れましたが、どのくらいご存知かクイズを出題してみましょう。簡単に答えられるよう、〇×にします。

【次のうち、歯並びが悪くなる原因に〇を付けてください】

a. 遺伝

b. 指しゃぶり

c. 口呼吸

d. 頬杖

e. うつぶせ寝

いかがでしたか?答えは全てが〇です。歯並びというのは、歯を外側から抑える唇や口の周りの筋肉と、内側から押す舌の筋肉のバランスで成り立っています。そこに遺伝である顎の骨の大きさや歯の大きさが関わってきているのです。歯と顎の大きさのバランスが良くても、例えば指しゃぶりをすると、指を吸う力が頬をすぼめるように働き、顎が狭くなってしまいます。口呼吸の場合は、いつも口を開けているせいで前歯を抑えておく力が働かず、出っ歯になってしまいます。食べ物を飲み込むときに、舌が前歯に触ってしまう人は内側から歯を押す力が強く働くので、出っ歯になったり前歯が開いたりします。

以上のように、歯・顎とそれを取り囲む筋肉は密接な関係にあります。自分で思い当たる悪い癖がある人は、早めに直しましょう。舌の癖は直すのが難しいため、訓練をやってくれる歯科医院へ行くのが癖をなくす近道です。