腸内フローラと歯科の関係③

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 今日は、「口腔内フローラ」についてお話しします。お口の中の細菌叢が悪化すると、

どのようなことになるのでしょうか?

 

【口腔内フローラの状態が悪くなると引き起こされる事態】

・虫歯

・歯周病

・心臓病

・動脈硬化

・糖尿病

・早産や低体重児

・肺炎などなど…

 

 このように、口腔内フローラの状態が悪くなると、様々な病を引き起こします。

では、口腔内フローラと腸内フローラは、どのように関係しているのでしょうか?

 

口と腸は臓器として体の中でつながっています。また、細菌は血流にのって移動することも出来ます。

例えば、口腔内フローラが悪玉菌優勢で歯周病菌などが増えた結果、腸の方へ流れていくと腸内フローラも状態が

悪くなります。逆に、腸内フローラの環境が悪くなると、粘膜の防御機能が低下することで、

炎症を起こしやすくなったり、感染症にかかりやすくなります。

すると歯周病菌も増えやすい環境となり、口腔内フローラの状態が悪くなります。

 

一見関係なさそうな部位ですが、このように互いに影響し合う口と腸。両方に心を配り、健康な毎日を過ごしましょう。