2023/03/19
今日は、「口腔内フローラ」についてお話しします。お口の中の細菌叢が悪化すると、
どのようなことになるのでしょうか?
【口腔内フローラの状態が悪くなると引き起こされる事態】
・虫歯
・歯周病
・心臓病
・動脈硬化
・糖尿病
・早産や低体重児
・肺炎などなど…
このように、口腔内フローラの状態が悪くなると、様々な病を引き起こします。
では、口腔内フローラと腸内フローラは、どのように関係しているのでしょうか?
口と腸は臓器として体の中でつながっています。また、細菌は血流にのって移動することも出来ます。
例えば、口腔内フローラが悪玉菌優勢で歯周病菌などが増えた結果、腸の方へ流れていくと腸内フローラも状態が
悪くなります。逆に、腸内フローラの環境が悪くなると、粘膜の防御機能が低下することで、
炎症を起こしやすくなったり、感染症にかかりやすくなります。
すると歯周病菌も増えやすい環境となり、口腔内フローラの状態が悪くなります。
一見関係なさそうな部位ですが、このように互いに影響し合う口と腸。両方に心を配り、健康な毎日を過ごしましょう。