歯の神経の治療は何回もかかるのはなぜ?

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寒くなってきましたね。気温の変化で体調を崩してしまう人もいらっしゃるのではないでしょうか?そんな時に歯茎が腫れたら、もしかすると歯の根っこの病気かも知れません。歯にはそれぞれ神経と血管が通っています。生きているんですね。しかし、何らかの原因で歯の神経が死んでしまうことがあります(例えば虫歯だったり歯が割れたり歯周病が原因になることも・・・)。ただ死んでしまっただけであれば症状は現れませんが、神経が細菌に感染して腐ってしまうと膿がたまります。すると熱いもので歯が痛んだり、何もしなくても歯が痛んだりします。歯は硬いですから、膿は根っこの方に溜まっていき出口を探します。それが歯茎を腫らしたりします。歯茎にできものができたり、口の中で変な味やにおいがするというときは歯の神経が腐っている可能性が高いです。その場合の治療法はどのようなものでしょうか?

歯の神経の治療は、まず歯の咬み合わせの面などからアプローチして穴を開け、神経の通り道までを細い針のような器具で探します。神経が死んでいるため痛みはありません。神経が通っていた細い管をキレイにして、細菌をやっつけるお薬を入れます。そして蓋をして、一週間~二週間後にまた中をお掃除します。この時、神経の通っていた管の壁にも細菌が入り込んでいるため、何度かお掃除をする必要があります。壁を小さな器具でゴシゴシこするので、治療にも時間がかかります。何せ、神経の管は細さが0.5mmよりも小さいものも多いので見つけることすら大変な場合があります。それを直視できずに操作するのですから、実はとても難しい治療です。神経の管がキレイになったら最終的なお薬を詰めて、根の治療はおしまいです。

「何回も通っているのに、なかなか治らないな」ということもあるかと思います。神経の通り道が複雑な場合や、溜まった膿の量が多い場合は、長く通わないと治らないケースもあることをご承知おきください。