食事と発達について

前回、離乳食について少しお話ししました。お子さんの健やかな成長を願う親御さんのために、今回は食事と発達についてお話しします。

 

【歯がための食事】

赤ちゃんはなんでも口に入れようとしますよね。この時期におだしで煮た固い野菜などを与えると、いつまででも噛んで遊びます。この時、よく噛むことで刺激が発生し、それが脳に到達すると脳神経が発達していきます。ぜひ、柔らかい物ばかりではなく固いものも与えましょう。食べられなくても噛むだけで顎が成長し、歯並びも良くなりやすくなります。

 

【ひとくちの量は少なめに】

離乳食を与える際に、スプーンに山盛りにしてしまうと、赤ちゃんは上手に食べることが難しくなります。お子さんに早めに食べさせようとしてついついお口の中に押し込んでしまう・・・などということはありませんか?ひとくちの量が多すぎると上手に噛んだり口の中で移動させることができません。少なめだと食塊形成もしやすく、唾液とよく混ざることで消化不良も起きにくくなります。

 

【飲み物はコップから飲ませる】

 ストローでばかり飲んでいると、上手な口唇の使い方を習得するのが難しくなります。また、哺乳瓶で水分補給させるのもやめるようにしましょう。コップ飲みの練習開始時期は、赤ちゃんがしっかりコップを持ったり、口をつけて飲みたそうにしたらにしましょう。ストローマグなどはお出かけで飲み物をこぼしたくない場合などはいいと思いますが、長期にわたり使うことで歯並びや舌・顎の成長などに影響を与える可能性があります。

 

 いかがでしたか?子供の成長は個人差がありますので、様子を見ながら焦らずに色々トライしてみましょう。