2024/06/24
保険点数の改定が毎年のように行われますが、今年の大きな変化は個人的にこれだと思っています。
学校歯科健診で「不正咬合」の指摘を受けた18歳以下の方は
保険診療で歯科矯正相談を受けることができる
令和6年6月1日からなのですが、上記のように条件が付きますが矯正相談を保険診療でおこなうことが出来るようになりました。因みに、保険診療をおこなう機関であればどこでも受けられます。ただし、矯正専門医である必要がないことと、相談だけであることから矯正治療自体は専門の医院へ行く必要があるでしょう。
この「矯正相談」で確認できることは、その方の不正咬合が保険適用となるか自費診療となるかの判断だけになります。保険適用となる不正咬合には骨格に問題のあるケースや先天的な問題のあるケース、外科手術を併用しなければ治らないケースなど特殊なもののみになります。しかし、保険適用の症例でも自費診療の症例でも、早期介入することで将来的により良い機能・審美性を得られることになる場合がありますから、学校健診で不正咬合の指摘を受けた際は、まず受診してみてはいかがでしょうか。そのうえで、保険適用とならなければ自費の矯正治療を受けるかどうか考えれば良いと思います。
佐野歯科・矯正歯科医院では、6歯以上の先天性欠如などの不正咬合を保険診療で治療することが出来ます。顎変形症はおこなっておりませんので大学病院へご紹介となりますが、専門機関として届出をしておりますので気になる方はご相談ください。
佐野歯科・矯正歯科医院
副院長 関川 奈都貴
~プロフィール~
2005年 日本歯科大学 新潟歯学部卒業
2005年4月~2015年3月 日本歯科大学新潟生命歯学部歯科矯正学講座 勤務
2015年4月 佐野歯科医院 勤務