矯正治療が失敗するケース④

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 今日も引き続き矯正治療が失敗してしまうケースについてお話しします。

【歯の癒着】

・歯と歯を支える骨がくっついてしまっている

・歯を一度グラつかせることで癒着を解消できる場合もある

 滅多にないことですが、歯が顎の骨にくっついている(骨性癒着)ために動かすことが出来ず、治療が計画通りに進まないことがあります。歯の癒着はレントゲンではわかりづらく、CTを撮っても見逃すほど小さな癒着もあります。歯の癒着については後日お話ししますが矯正装置をつけてもうんともすんとも動きません。すると、他の歯がその動かない歯に引きずられてしまい、望まぬ動きをします。

対処法としては、歯を脱臼させることで動くようにすることが可能ですが、癒着していた歯は再度癒着を起こす可能性もありますので万能ではありません。癒着が分かった時点で歯科医師から話があると思います。歯の癒着は外傷でも起こりやすくなるので、もしこれまでに転んで歯をぶつけたことがあるようでしたら、最初の初診相談の時点で自己申告すると良いでしょう。


佐野歯科・矯正歯科医院
副院長 関川 奈都貴

~プロフィール~

2005年 日本歯科大学 新潟歯学部卒業

2005年4月~2015年3月 日本歯科大学新潟生命歯学部歯科矯正学講座 勤務

2015年4月 佐野歯科医院 勤務

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