2024/08/18
治療のひとつに抜歯がありますが、親知らずや、矯正治療のために何本か歯を抜いた時に、歯医者さんや歯科衛生士さんから注意事項を受けると思います。
【抜歯後の注意事項】
- 強いうがいはしない
- 入浴は控える
- お酒は飲まない
- 激しい運動は控える
- 化膿止めは飲み切る
これを守らなかった身近な人を知っているので、折角ですからお伝えしたいと思います。
〈Aさんの場合〉
私の同級生で、学生時代に親知らずを抜きました。抜歯したその日に激しい運動をしたところ、翌日には顔がパンパンに腫れた挙句、発熱してしまいました。痛みもかなり出たと聞いています。抜歯後は怪我をした状態に近いため、安静にしましょう。
〈Bさんの場合〉
友人が親知らずを抜いたその日にそこそこに激しい運動をし、その後傷の痛みと顔の腫れ・傷の治りの悪化につながりました。
〈Cさんの場合〉
歯を抜いた後、なんとなく気になるからという理由でうがいをしたり、唾を吸ってはくということを繰り返しました。結果、血が止まらずに驚いて歯科医院へ駆け込みました。
皆さんはこんな無茶をしないでくださいね。歯医者さんが言うことには理由があります。
- 強いうがいをしない・・・歯を抜いたところにできたかさぶたを外してしまい、また出血してしまう
- 入浴は控える・・・体が温まることで出血しやすくなる、腫れや痛みが強くなる
- お酒は飲まない・・・血の巡りが良くなり出血しやすくなる、腫れや痛みが強くなる
- 激しい運動は控える・・・同上。傷口が開くことも。
- 化膿止めは飲み切る・・・飲まないと細菌感染を起こしてしまう可能性があるため
これら以外にも注意事項はありますが、基本的に、注意事項は守りましょう。
佐野歯科・矯正歯科医院
副院長 関川 奈都貴
~プロフィール~
2005年 日本歯科大学 新潟歯学部卒業
2005年4月~2015年3月 日本歯科大学新潟生命歯学部歯科矯正学講座 勤務
2015年4月 佐野歯科医院 勤務