インプラント矯正とは③

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 今日は、矯正用アンカースクリューを用いたインプラント矯正のリスク・デメリットについてお話しします。

【抜けてしまうことがあります】

アンカースクリューは骨に直接ネジを埋めますが、患者さんの骨のタイプや歯茎の炎症、埋入部位によって揺れが生じたり、抜けてしまうことがあります。その場合は少しずれた位置に埋め直しますが、それでもうまくいかないケースもあります。

【周囲の歯茎の腫れや痛みなど】

アンカースクリューを埋入した後、もしも感染が起きてしまうと腫れや痛みが出てきます。通常、埋入後は抗生剤を服用してもらいます。しかし、なんらかの原因で感染が起きてしまう場合や、常に汚れがついているようだと感染が起きることがあります。その場合は歯茎を切ったり、お薬を服用してもらったり、アンカースクリューを撤去したりとケースによって対応が違います。

【アンカースクリューが折れることがあります】

アンカースクリューは金属(チタン合金)で出来ていますが、それでも折れてしまうことがあります。途中で折れてしまうと、そのままでは使えないためにネジを撤去するのですが、ネジを取り切るのに周囲の骨を削る必要がある場合もあります。

 次回もデメリットやリスクについての情報をお伝えします。


佐野歯科・矯正歯科医院
副院長 関川 奈都貴

~プロフィール~

2005年 日本歯科大学 新潟歯学部卒業

2005年4月~2015年3月 日本歯科大学新潟生命歯学部歯科矯正学講座 勤務

2015年4月 佐野歯科医院 勤務