歯の治療が1回で終わらない理由⑤

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もうそろそろご理解いただけたかと思いますが、今日は歯の治療が1回で終わらない理由の入れ歯編です。

【入れ歯つくりの流れ】

歯がない部分に入れ歯を入れるのですが、部分的に歯が残っている場合はクラスプと呼ばれるバネも必要になってきます。無歯顎の場合はクラスプはありませんが、顎の位置が安定しないため、顎の動きを記録したりします。

  • 今までの入れ歯がある場合はどのくらい噛めていたかの検査をすることも
  • 型取り
  • 蝋堤と呼ばれるワックスの入れ歯で噛む位置や高さを決める
  • 人工歯を並べた状態で噛む位置の確認
  • 完成
  • 良く噛めているかの検査や、微調整

入れ歯は作ったらすぐ終わりではなく、使い慣れていくか、歯茎の形態が変わらないか、外れやすくないかなどのチェック項目が多いものです。痛みがあった場合は内面や噛み合わせを調整し、しばらく使ってもらっておかしくないかを確認しますので、完成してからも何度か通う必要があります。

あと、年末がそろそろ近づいてくるな・・・という時期ですが、年内に入れ歯を完成させたければ2~3か月前から着手しないと間に合わないこともありますので、年末に駆け込んでも正月に入れ歯は間に合わないということを覚えておいてくださいね☆


佐野歯科・矯正歯科医院
副院長 関川 奈都貴

~プロフィール~

2005年 日本歯科大学 新潟歯学部卒業

2005年4月~2015年3月 日本歯科大学新潟生命歯学部歯科矯正学講座 勤務

2015年4月 佐野歯科医院 勤務