チョコレートと虫歯

 もうすぐバレンタインデーですが、ここで問題です。チョコレートは虫歯の原因になるでしょうか?

正解は、ほぼ「なる」です。チョコレートはカカオを加工して作りますが、その際にお砂糖を加えています。お砂糖がまったく入っていないものであれば、通常のチョコレートに比べて虫歯になりにくいです。意外にも、全てのチョコレートが虫歯になりやすいわけではないのです。

 チョコレートに限ったことではないのですが、砂糖がたくさん含まれている食品が虫歯になりやすいです。チョコレートの中でも高カカオのものだと虫歯になりにくく、ミルクチョコレートなど甘みの強いチョコレートは砂糖の含有量が多いため、虫歯になりやすいと言えるでしょう。

 たとえ高カカオであっても、食べた後の歯磨きをしっかり行い、歯科医院でのメンテナンスなどのケアを怠らないようにすることが大切です。

 チョコレートは食べたいけれども虫歯のリスクが高い方向けに、歯科専売として販売されているキシリトール入りチョコがあります。キシリトールは自然界に存在する天然の甘味料で、虫歯菌を寄せ付けません 。キシリトールは砂糖ではないため、虫歯菌が酸を作ることができないのです。味もなかなか美味しく仕上がっています。

 私は80%くらいの高カカオのチョコレートが好きなのでキシリトール入りはあまり食べませんが、選択肢としてはとても良いと思います。特に苦みの強いチョコレートが苦手な方は、一度お試しください。結構美味しいですよ!過去のバレンタインについての記事はコチラ