2020/12/18
以前、成人歯科健診と妊婦歯科健診についてお話ししましたね。今日は、それ以外の健診についても簡単にお話しします。
① 成人歯科健診
② 妊婦歯科健診
③ 1歳半歯科健診
④ 3歳児歯科健診
⑤ お口の健康長寿健診
1番目は既にお話ししましたが、40歳・50歳・60歳・70歳が対象です。虫歯や喪失歯の検査と歯茎や歯石の状態をチェックします。
2番目の妊婦歯科健診は、妊婦さんが対象です。女性ホルモンのバランスや、つわりによる口の手入れ不足などから、歯周病が悪化しやすい時期です。つわりで口の中が酸性に傾き、歯が溶けて虫歯になりやすくなります。例えば大きな虫歯やひどい歯茎の腫れがあったとして、妊娠している状態だと通常と治療内容が異なったりします。処方できるお薬も変わってきます。母子健康手帳の交付を機に、妊婦歯科健診をご利用になり、口の中の健康の維持・増進に役立ててください。なお、受診の前に区役所などの窓口で母子健康手帳の交付を受けてください。
3番目・4番目はその名の通り、1歳半と3歳になったお子さんが受ける健診です。歯の生え変わりだけでなく、発育状態や離乳食の指導などもありますので、分からないことや心配事があれば聞いてみましょう。親がどうやってハミガキをしてあげると嫌がらないかなどのアドバイスも受けられます。
次回は、5番目のお口の健康長寿健診についてお話しします。