こどもの歯

皆さんは、こどもの歯のことをどのくらい知っているでしょうか?乳歯(こどもの歯)は下の乳中切歯から順に生えていきますが、この前歯が生まれた時からすでにお口の中に見えているお子さんが稀にいます。病気ではないのですが、哺乳の際にお母さんが痛い思いをしてしまいます。

生える順番としては

1 下の乳中切歯(生後6~7か月)

2 上の乳中切歯や上下の乳側切歯(生後7~9か月)

3 上下の第一乳臼歯(生後12~14か月)

4 上下の乳犬歯(生後16~18か月)

5 第二乳臼歯(生後20~24か月)

となっています。

タオルを噛む癖があったり、指しゃぶりがあったりすると、この時期から段々と歯並びが悪くなってきます。歯並びは「一日にしてならず」ですね!

乳歯のころに気を付けることは、何よりもまず虫歯にしないことです。好発部位に関しては次回お話ししますが、乳歯が虫歯になって歯の大きさが変わってしまうと、後で交換する永久歯が生えてくるスペースが減ってしまいます。また、虫歯が進みすぎて歯を抜かなければいかなくなると、抜いた場所に隣の乳歯が動いてきてしまうことで永久歯の生えるスペースがなくなってしまいます。また、乳歯のころに虫歯になると、後から生えてくる永久歯が虫歯になるリスクが高くなります。さらに、乳歯の虫歯のせいで神経が死んでしまうと、その乳歯の場所に生えてくる永久歯が変色したり、脆い状態で生えてきたりします。

綺麗な歯や歯並びを獲得するには、小さな頃からのお手入れが大切なんですね。