硬い食べ物にご用心!

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 先日のニュースで、学校給食の揚げたそばが硬すぎて歯が欠けたという話を聞きました。当院にも、それとは関係なく硬い食べ物で歯を痛めた患者さんが来ました。ここ最近気にするようになったからか週に一度は硬い食べ物で歯が折れたり欠けたりする患者さんがいらっしゃる気がします。  

ところで、歯を駄目にしてしまうような硬い食べ物ってなんでしょうか?  

昔はお米の中に小さな石などが紛れ込んでいたため、食事で歯が欠けることは時々ありましたが、現代ではほとんどそういったことがありません。私がこれまでにうかがった中で歯を痛めた原因の食べ物のトップ3を次に書きます。

 

1. ナッツ類

2. 鳥の軟骨

3. せんべい

 

「硬い食べ物」と言われて思い浮かんだものと一緒でしたか?おそらく違ったのではないでしょうか。皆さんに歯が欠けた時の状況を聞き取り調査すると、決まって「そんなに硬いものは食べていないんだけどねぇ」とおっしゃいます。しかし、上記の3つが関わっていることのなんと多いことか!ナッツやせんべいは、衝撃で砕いて細かくするものですが、その衝撃に耐えられずに歯が欠けたり割れたりします。この衝撃は歯だけではなく歯茎にも負荷を与えますので両方痛める方もいらっしゃいます。こういった食べ物のほかに、中には「梅干しの種を割って中の白い果肉を食べるのが好き」というツワモノもいたのですが、梅干しの種を歯で割ってはいけません!あなたの歯が割れる確率がグッと上がりますよ!!鳥の軟骨もそうですが、硬固物食品(豆類,タネ類,乾燥食品,氷,アメなど)を好んで食べる人は頻度を減らしましょう。