ドライマウス(口腔乾燥症)とは②

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今日は、前回に引き続きドライマウスについて、検査や治療法についてお伝えします

 

検査・診断方法

 口の渇きがどれくらいか、また症状の聞き取りをおこないます。治療中の病気がないか、お薬は飲まれていないかなどをお聞きし、口の中を診察して乾燥の状態や炎症を確認します。その後、唾液の分泌量を測定します。ガムを用いての検査と、ガーゼを用いる検査などがあります。口の中の粘膜の湿潤度を測る機械もあります。シェーグレン症候群を疑うケースでは、血液検査や唾液腺の画像検査も行います。

 

治療法

口呼吸がある場合は鼻呼吸にする水分補給をこまめにおこなう、ストレスを軽減し、よく噛むようにするなど、生活習慣を改善することで口腔乾燥の症状が軽くなる場合もあります病気が原因である場合は、その病気の治療を進めることが大切で。薬の副作用が原因である場合、可能であれば薬の変更を行います難しければ、症状を和らげるための方法を取ります。保湿成分の含まれたスプレーを口腔内に噴霧したり、保湿ジェルを塗布したりします。また、粘膜に炎症が起きている場合には、消炎や殺菌作用のあるうがい薬が処方されることもあります

シェーグレン症候群と放射線による口腔乾燥症の場合に限り、人工唾液や唾液分泌を促進する薬剤が保険適応となっています。その他、継続的に漢方薬を服用する方法があります

 

どこで調べるの

 一般の歯科医院で検査をしているところもありますが、ドライマウス外来がある病院や口のかわき外来がある病院へ行くと専門の先生が診てくれます。新潟大学医歯学総合病院では「くちのかわき・味覚外来」、日本歯科大学新潟病院では「口のかわき治療外来」がありますので、気になる方は問い合わせてみてください。