歯ブラシ事故はとっても危険!!

 歯ブラシをくわえたまま歩き回っているお子さんはいませんか?歯ブラシ事故はとっても危険な事故です。これまでに寄せられている情報で、歯ブラシをくわえたまま転んでしまい、喉を突くなどの事故が挙がっています。

平成28年4月から令和3年3月末までに、6歳以下の事故情報が120件報告されているそうです。その中の104件は3歳以下のお子さんです。報告された事故の中には、歯ブラシが口の中や喉に刺さり、集中治療室に入るほどの重大な事例も含まれています。

 3歳ごろまでは、ハミガキの習慣化にも大切な時期であるために、歯ブラシが危険だという認識を持たれても困りますが、喉突きなどの事故を防ぐためにも、特に事故の多い小さいお子さんが自分でハミガキをするときは次のことに気をつけましょう。

①保護者がそばで見守る。

②床に座らせてハミガキをさせる。

③子供用歯ブラシは喉突き防止対策のものを選び、保護者の仕上げ磨き用とは使い分ける。


佐野歯科・矯正歯科医院
副院長 関川 奈都貴

~プロフィール~

2005年 日本歯科大学 新潟歯学部卒業

2005年4月~2015年3月 日本歯科大学新潟生命歯学部歯科矯正学講座 勤務

2015年4月 佐野歯科医院 勤務