2021/04/12
嚙み合わせは大切だというけれど、どう大切なの?今日は嚙み合わせが体にどのような影響を及ぼすのかについて書いていきます。
【顎回りの筋肉の過緊張】
- 顎の筋肉の疲れ
- 肩こり・首のこり
- 頭痛
咀嚼筋という顎や口の動きに関わってくる筋肉は、嚙み合わせの異常により影響を受けます。この筋肉が緊張状態になると、顎周辺への力のかかり方が変わり、緊張している方向へ頭が傾いたり、その傾きを補正するために姿勢も歪んだりします。最初は疲れた感じやコリとして認識しますが、段々悪くなってくると痛みとして感知します。
【全身の歪み】
- 目の痛み
- 姿勢の悪化
- めまい
- 難聴
咀嚼筋の緊張から首回りの筋肉に緊張がおよび、それがさらに他の筋肉へも影響しだすと目の痛みやめまいが起きてきます。ひどくなると顔や体が左右非対称になります。私はまだ経験したことがありませんが、知り合いの先生のところには噛み合わせの悪さが原因で歩けなくなってしまった患者さんがいらしたそうです。全身の歪みは、患者さんに立ってもらい、正面と側面から見ると分かります。肩の高さが左右で違ったり、極度の猫背になっていたり、見て分かるほどの違いが現れます。
なかなか、上記の状態になるまで放っておくことはないと思いますが、嚙み合わせが悪くて肩こりが出ているようであれば、咬み合わせを診てくれる先生に相談してみましょう。矯正ではなくても、一般歯科でも咬み合わせ調整はできます。マウスピースで顎の不具合を治す方法(保険適応)もありますよ。