2021/04/15
口臭は、本人やまわりの人が不快に感じる息のニオイのことです。昨日は種類と原因について書きました。今日は予防法について見ていきましょう。
【ハミガキ】
まずはハミガキです。正しい方法で汚れを落とさなければ、磨き残しができ、その結果細菌が増殖します。歯並びの悪い方は特に注意が必要です。磨き残しが多いところは、主に歯と歯の間と歯と歯茎の境目です。歯の角度によっては、下の歯の裏側に汚れが残りやすいので、ハブラシの当て方を工夫しましょう。
【舌みがき】
舌苔には古い粘膜や食べかすが残りやすく、細菌が繁殖しやすい環境になっています。強い力で磨いてはいけませんが、多くても日に1度やさしく磨くと良いでしょう。逆に、磨きすぎると傷になって細菌が繁殖するのに都合がよくなってしまいます。ハブラシでは力加減が難しいため、舌ブラシをお使いください。磨くときには水だけで十分ですよ。
【歯周病の治療】
口の中の細菌数を減らすためにも重要です。ハミガキだけでは取り切れない汚れや歯石を歯科医院で取り除いてもらいましょう。ハミガキ指導を受けるのもお勧めです。
【ストレスを減らす】
ストレスが増えると口の中の唾液量が減り、細菌繁殖を助けてしまいます。胃腸を悪くするとさらに口臭が強くなるので、適度な運動やバランスの取れた食事も大切です。
【マウスウォッシュ】
やりすぎは良くありませんが、ハミガキの後の仕上げとしてマウスウォッシュを使うことも効果的です。特に、口臭予防の成分が含まれているものがお勧めです。