2021/04/20
歯はもともとの生まれ持ったエナメル質の厚さや強度がありますが、それでも食べ物や飲み物によってその後の丈夫さは変わってきます。昨日は「歯を強くする食べ物」についてお話ししましたが、今日は「歯の汚れを落としてくれる食べ物」についてお話しします。
【歯の汚れを落としてくれる食べ物】
- 直接清掃性食品・・・歯の表面についた汚れを落としてくれる食べ物。食物繊維が多く、糖質や油分が少ないために噛むことで食物中の繊維によって歯の表面が磨かれてキレイになります。また、繊維が多いということは、よく噛まないと飲み込めないために何度も噛む必要があり、その結果唾液の分泌にもつながり、より自浄作用(自分で自分をキレイにする作用)が大きくなります。
ごぼう、にんじん、レタス、キャベツなど(食物繊維が多い食品)
- 間接清掃性食品・・・口に入れることで唾液の分泌を促す食べ物。唾液が多く出ることにより、口の中に残った食べ物の残りを洗い流します。また、唾液の緩衝能という作用のおかげで、酸性に傾いた口の中を中性にもどすことで歯が溶けることを防ぎます。そして虫歯になりやすい環境を改善します。
果物などの酸味のあるもの、酢、梅干しなど
ハミガキが大事であることはもちろんなのですが、普段の食事でも歯の手入れが出来ていたのです。ちょっと面白いですよね!これら歯に良い食べ物とは逆に、歯に悪い食べ物もあります。それらを食べないというのは食の楽しみの点からできないと思いますが、歯に良い食べ物を食べることでバランスも取れますので、日常の食生活を見直す一助になれば幸いです。