部分矯正について

 矯正治療と言えば、歯に装置を着けてワイヤーで治すものやマウスピースで治すことをイメージされると思いますが、その場合想像するのは全体的な治療ではないでしょうか。

今日は、部分的に治療をおこなう「部分矯正」についてお話しします。

 

【部分矯正の定義】

部分矯正とは、上下の歯をすべて矯正治療で治すのではなく、前歯が1~2本だけ出ていたり、内側に入り込んでいたり、少数の歯が捻じれているのを治したり、範囲の小さなデコボコを治したり、虫歯での治療をしやすくするために歯を動かしたりすることを指します。また、上顎だけや下顎だけなど、気になる部分だけに限局しておこなう矯正治療も部分矯正に含まれます。

 

【部分矯正の装置】

 普通の矯正装置と同様に

・表側のワイヤー矯正

・裏側のワイヤー矯正

・マウスピース型矯正

・その他取り外し式の矯正

などが挙げられます。

 

【治療期間】

 全体に装置を着ける場合と違って、部分的な治療になりますので、治療期間は1年以内で済むことが多いです。部分矯正では噛み合わせをつくるという工程が無いためです。

 

 明日は、部分矯正のQ&Aについてお話しします。