幼児食について①

 おくちの働きは、食事やおしゃべり、歯がためや手づかみ食べなど日常の様々なことを通してはぐくまれます。1歳半~3歳にかけてのお口の中の変化に合わせて、食事の内容を工夫する必要があります。また、生えたばかりの歯は虫歯になりやすいため、虫歯予防が大切になってきます。

 

【1歳半~2歳ごろ】

・奥歯が生えてくる(第一乳臼歯)

1216本くらいの歯がお口の中に生えている

・大人と同じものは食べにくい

この時期は、まだ歯の咬む面が小さいため、大人と同じような食事にすると上手く噛めません。特に固いものや繊維質なものはそのまま出さずに調理で工夫しましょう。ご飯をあまり食べてくれないのは、食べにくさが原因の場合もあります。

(例)トマト・・・皮をむく

   ブロッコリーやひき肉・・・とろみをつける

   わかめなど・・・過熱して細かく切る

   パン・・・水分を含ませる

   キノコ・・・繊維が多いので過熱して細かく切る

 

次回は2歳以降の幼児食についてお話しします。