2021/07/28
私は昔、食事の際には、両親に
「よく噛んで食べなさい」
と言われてきました。よく噛むのは大切だと聞くけれど、何故だかご存知ですか?
「よく噛む」ということは、食べ物を細かく噛み砕いて唾液と混ぜることを意味します。食べ物は、大きいままだと唾液とあまり混じりませんし、消化する際に時間がかかります。以下に簡単な効果を書いていきます。
①飲み込みやすくする
②味わいやすくする
③消化しやすくする
④栄養を吸収しやすくする
⑤血糖値が急激に上昇するのを防ぐ
⑥肥満を防ぐ
そもそもの食物を小さくすることで飲み込みやすいサイズになりますし、唾液とよく混ざることで消化が始まります。また、よく噛むことで食物の表面積が大きくなり、本来の味を感じやすくなります。すると味覚が発達します。よく噛むと満腹中枢から指令が出ることで、食べすぎを防ぎますし、その結果肥満も防げます。ゆっくり食べることにより血糖値が急に上がることもなくなります。
よく噛むことはこんなにも恩恵があるのですが、現代の食べ物は柔らかいものばかりです。意識しないと数回噛んですぐに飲み込んでしまうため、一口あたり30回を目安に噛んでみましょう。