2021/10/21
保険診療であれば、誰が治療を受けても保険点数が同じです。今日は、治療費について大体の目安をお話ししましょう。
【虫歯を白い詰め物で治したい】
・初診料
・レントゲン撮影
・CR充填
合計 約1,500~2,500円
虫歯を治療するには、まずレントゲン撮影による検査が必要になります。どのくらい深い虫歯なのか、麻酔は必要かどうか、治療方針を決定するうえでも大切な診断材料です。レントゲン撮影は、その医院にあるレントゲン機器がデジタル化されているか否かで点数に10点(100円)の差が生まれます。また、点数はありませんが、光化学う蝕検知機器で虫歯の深さを測ることもあります。
虫歯がそこまで深くなく、痛みもない場合は麻酔がひつようありませんので、そのまま虫歯部分を取って白い詰め物を詰めます。30分以内で終わる治療が殆どです。
虫歯は一度治療をしたらひとまず治療は終わりですが、もしも歯の汚れが原因で虫歯になったことが疑われる場合は、歯科衛生士さんにハミガキ指導を受けた方が良いでしょう。その場合は口腔衛生指導というものが該当しますので、3割負担の被保険者であれば80点(800円)の1/3が加算されます。
虫歯の治療の中でも、比較的小さい虫歯だと白い詰め物になることが殆どです。しかし、保険診療に対応している白い詰め物の材料は決まっているため、より一層歯の色に合ったものや、長持ちするものを選ぼうと思うと、保険診療ではカバーできません。