命にかかわる虫歯①

 以前、小学生くらいのお子さんを連れて急患で飛び込んできたお母さまがいらっしゃいました。

「おたふく風邪だと思うんだけど、耳鼻科に行ったら歯科へ行きなさいと言われた」

その時のお子さんのほっぺは片方がパンパンに腫れていました。

 こういった時に疑われるのが、虫歯からの炎症によるほっぺの腫れです。いつから腫れているのか、熱はあるのか、痛みはどうか、口の中も見てみます。

 

 結果として、このお子さんは虫歯により歯の神経が腐ってしまい、その炎症がほっぺと喉の近くまで及んでしまっていることが分かりました。そこまで炎症が酷くなっていると、一般開業医では対処できないため、大学病院へ行ってもらい点滴することで事なきを得ました。対処を間違えれば、下手をすると死んでしまうこともあるのが虫歯です。

 

 では、虫歯とおたふく風邪を間違えないためにはどうしたら良いでしょう?

 

 答えは簡単で、普段から歯医者さんにかかっていれば良いのです。まず、炎症が喉まで行くようになる前に、虫歯があることに気づきます。もっと言えば、虫歯にならないために歯医者さんに通っていただきたいのです。

 

 小さい子供の虫歯は、急激に進んでいきます。何もないように見えても、虫歯が潜んでいることがあるため、レントゲン撮影や光学う蝕検知器でのチェックが重要になってきます。乳歯の虫歯は永久歯にも影響を及ぼすため、虫歯ゼロでいきたいものですね。