血圧のお薬を飲んでいる方へ

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 歯科医院で治療を受ける際に、お薬を飲んでいる方は注意が必要になります。今日は、血圧のお薬を飲んでいる方へのお話しです。

 

 高血圧の方はお薬で上手にコントロールされている場合、上が130mmHg前後くらいに収まっているのではないでしょうか。安定している人でも、もともとが高血圧な場合は精神的な負担や歯科治療による影響で血圧が高くなることがあります。

 

【血圧が高いとどうなるの?】

①血が止まりにくい

ドキドキするくらいで済めばいいのですが、例えば抜歯や歯茎を切るなどの処置がある場合は血圧が高いと血が止まりにくくなります。

②具合が悪くなることも

血圧が上がりすぎると、体の防御反応で血圧を下げようとするはたらきが起こります。それが行き過ぎた結果、血圧が急激に下がって具合が悪くなることも。

 

 上記以外にも飲まれているお薬との作用を考えて、処方できるものと出来ないものがあったり、麻酔を使うときに選ぶ薬剤があったりします。

 

 基本的には最初にお薬を飲まれているかどうかの問診があると思いますが、歯医者にかかっている途中から血圧のお薬を飲み始めた場合などはスタッフに教えていただけると安心です。また、血圧が安定しているかを知るためや、麻酔薬の選定のために、処置前や処置後に血圧を測定することがあります。患者さんの体調を見るためですので気持ちを楽にして深呼吸した後で血圧測定をさせてくださいね。