2022/04/05
歯科健診で、歯医者さんが「C1(シーワン)、C2(シーツー)」と言うのを聞いたことはありますか?今日はこの二つについてお話しします。
【C1】
虫歯の進度のことです。画像にあるように、歯の表面であるエナメル質に限局した虫歯で、限られた狭い範囲に穴ができていることを指します。
この段階では自覚症状はありません。目で見て、穴が開いていることがやっとわかるほどです。
【C2】
象牙質まで進んだ虫歯のことです。虫歯が、エナメル質を通り越して神経に近づいている状態です。
この段階では、冷たいものを飲んだり食べたりするとしみたり、甘いものを食べた時に痛みを感じます。
まだ神経には達していませんが、治療の時に痛みを感じることも。
皆さんは、ご自身のお口の中をよく見る機会はあまりないと思います。お子さんがいらっしゃる方は、仕上げ磨きなどでチェックする際に虫歯に気づくことがあると思います。しかし、その時点で目に見えて虫歯だと分かるようなものは、C2以上のことが殆どです。もしも虫歯を見つけてしまったら、すぐに歯医者さんへ治療しに行きましょう。この段階だとあまり大きく歯を削らずに済むことが多いですよ。