2022/07/01
前回は保険での治療と自費での治療についての基本的なお話をしました。今日は、画像で説明したいと思います。
例えば、こちらの写真では向かって左上の歯に白い詰め物がされていますが、着色して茶色くなっています。また、右上の歯の歯茎のあたりが黒っぽくなっているのが分かるでしょうか?
左上の1番目の歯はコンポジットレジン修復というもので、材料は国が指定したものです。経年劣化で色が変わってしまうのと、歯の色と合わせようとしても色彩に幅が無いために不透明感が出てしまいます。詰めてから2~3年で色が変わります。自費診療の材料では、この経年劣化やレジンの収縮が抑えられるのと、色調が多くあるために自然な歯のように修復することが可能です。
右上の歯は被せ物が入っていますが、その材料として金属が下地にあります。前歯は食べ物を噛み切るのに使うため、強度が必要になりますので金属を使用しているのですが、それが歯茎を通して透けてしまっています。自費診療だとセラミックやジルコニアを使うことで強度の問題と審美性の問題をクリアできます。左下奥の銀歯も同様です。
自費診療のデメリットとして、費用が高いことが挙げられますが、それを補う機能性と審美性があるからこそなんですね。