2022/07/28
小さい頃は親御さんに仕上げ磨きをしてもらっていたけど、小学校に上がってからは自分だけで磨いている・・・そんなお子さんは結構多いのです。それではどれくらい磨けていると思いますか?
実は、かなり磨き残しがあります。親の目は子供の口と健康を守るために、いつも隅々まで見ていてくれたのです。
仕上げ磨きをしてもらっていた頃は、虫歯は一つもなく、歯茎もピンク色でキレイだった小学生の患者さんが、次にいらしたときには虫歯が出来てしまい、歯茎も歯肉炎で赤く腫れて血が出ているようなケースは、決して珍しいものではありません。仕上げ磨きをする際には、お口の中を上から覗き込んで歯の裏も表もチェックするのですが、自分で磨くようになると鏡を見ずにただハブラシを咥えているだけの人も少なくありません。
段々親離れがすすんだり、反抗期で仕上げ磨きをさせてくれなくなることは十分わかります。ですから昔は大部分を親御さんがやっていた仕上げ磨きを、本当に最終チェックのみにしても良いので小学生のうちは続けた方が良いです。もしお口の中を見せてくれないようであれば、家庭用の染め出し検査薬もありますので、歯科医院で取り寄せてもらうのも一つです。