大人の虫歯は増えてる?!

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新潟県は全国で一番子供の虫歯が少ない県です。

全国で見ても、ここ20年で子供のお口の中の環境は驚くほどに良くなりました。

全体的な虫歯の本数が激減したのです。

 

しかし、大人の虫歯が増えているのはご存知でしたか?

 

年齢を重ねても残せる歯の本数が増えた結果、虫歯になるリスクが高まっているのです。

皮肉なことに、歯周病などで歯を失う人が昔よりは減少したのに、残った歯の管理が悪くて虫歯にしてしまうのです。

 

特に心配なのが、歯茎が下がって露出した歯の根っこにできる「根面う蝕」です。

これまでのブログの中でも根面う蝕について少し触れましたね。

これは、大人特有の虫歯で、気づきにくいのですが進行が比較的早く、重症化しやすいものです。

 

歯の普段見えている部分は、エナメル質というとても硬い組織が外層を覆うことで酸により受けるダメージを減らします。

しかし、歯茎が下がったところに現れる根っこにはエナメル質はなく、象牙質という酸に弱い組織で出来ています。

酸に対する抵抗力が弱いため、この部分に磨き残し(プラーク)があると虫歯菌の作り出す酸で溶けてしまうのです。

 

では、歯茎が下がらないようにするにはどうしたら良いでしょうか?

 

 原因は様々ですが、加齢や歯周病だけでなく、強すぎるブラッシング圧でも起こります。

これらに対応するためには歯科医院で正しいメンテナンスを受けることが肝要です。

歯の根元を守って、歯をさらに長持ちさせましょう!