2022/09/20
昨今は大雨が降ったり、地震が起きたりと災害に見舞われることが増えたように思います。
そんな災害から避難した先で、ハミガキや入れ歯の清掃などの口腔ケアが十分に出来ないことがあります。
すると、お口の中の衛生状態の悪化から全身に影響が及ぶ場合があります。
災害時に起こりやすいのが、「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」です。
過去の大きな災害では誤嚥性肺炎で無くなる方が増えました。
【誤嚥性肺炎】
食べ物や唾液が日常的に誤って気管に入り込み、口の中の細菌が肺で繁殖して炎症を起こしてしまう病気のこと。
高齢者の肺炎の多くがこの誤嚥性肺炎と言われています。
例えば避難先でハミガキをあまりきちんと出来なかったり、入れ歯をキレイにしておけないと、
お口の中の細菌が増えてしまいます。口の中の菌が増えるほど、
誤って気管に唾液が入ったときに誤嚥性肺炎になるリスクは上がります。
また、いつもの環境と違うというストレスで唾液が減ったり、体の免疫が下がってしまうことで、
さらに肺炎発症のリスクが高まってしまいます。
以上を踏まえて、災害時用の持ち出し品の準備をされている方は、その中にハブラシや歯磨き粉も入れてくださいね!