2022/10/11
先週、大阪で開催された日本矯正歯科学会に参加してきました。
「安心・安全な矯正歯科治療を求めて」
というテーマのもと、市民公開講座や生涯研修セミナー、そして特別講演などが行われました。
(市民公開講座はオンデマンド配信中です)
私が特に興味を持ったのは、矯正歯科治療中における顎関節症や、進行性下顎頭吸収(PCR)についてです。
顎関節症がある患者さんは、程度によってはマウスピースで治療してから矯正治療を始めるのですが、
治療途中で症状が出た場合や、その症状が関節頭と呼ばれる下顎の骨の一部を吸収するようなケースでは、
対応を誤るとかえって悪化することがあるため、慎重に見極めなければいけません。
その見極めも、どこをどのように見ればいいのかは大学の授業ではほぼ触れない内容です。
学会は新しい商品や治療法の紹介もあるため、知識のアップデートをしやすい場です。
歯科医院を不在にするため、矯正の患者さんのご予約をお取りできないのが申し訳ありませんが、
学んできた知識を活かせるようにしていきます!