2022/10/17
当院では、矯正治療に使用する装置が数種類あります。
①表側のワイヤー矯正(金属)
②表側のワイヤー矯正(プラスチック)
③表側のワイヤー矯正(セラミック)
④裏側のワイヤー矯正
⑤マウスピース型矯正
時々、患者さんから
「装置によって治療速度は変わりますか?」
とご質問をいただくことがあります。①~③はほぼ変わりません。
しかし、④・⑤も含めると、その症例によって答えはまちまち・・・。何故ならそれぞれに特異な動きがあるからです。
例えば、問題点が軽度のデコボコのみで歯を抜かずに済む症例であれば、
どの装置で治療してもそこまでの差は出ないのですが、奥歯が内側に倒れこんでいたり、
咬み合わせが部分的に逆になっていたりすると難易度が上がります。
その難易度の方向性によって、どのように歯を動かすと効率が良いかが違うため、装置にも向き・不向きが出てくるのです。
「どうしてもこの装置で治療して欲しい!」
このような要望がある方は、他の治療法に比べて治療期間が延びてしまうこともあるため、
しっかりと説明を聞いてから決定してくださいね。