Q. 歯周病で歯並びが悪くなることはありますか

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歯周病が進んでくると、歯を支える骨の破壊が進みます。

すると歯が唇や頬、舌の力で押されて歯が動いてしまいます。

その結果、今までの歯並びと変わってきてしまうこともあるのです。

 

【歯周病の特徴】

・本人が気づかないうちに悪くなりやすい

・初期の症状は自覚しにくいが、ハミガキで血が出る

・歯茎が腫れる

・歯を支える骨が部分的に減ってしまい、歯がグラつく

・口臭が出てくる

 

歯周病がある方の矯正治療はとても難しく、まずは歯周病の治療が先行になります。

しかし咬み合わせの悪さから歯茎や歯を支える骨に悪影響を与えている場合は、

同時に矯正治療をおこなうこともあります。

矯正治療をする際には骨が無いと歯がうまく動かないため、

歯周病が進みすぎていると矯正治療が出来ない場合もあります。

また、歯に装置を着けるワイヤー矯正の場合はハミガキが難しくなるため、

より一層の丁寧なブラッシングが重要になります。

 

歯周病が進んでしまい歯が動いてきたケースでは、

歯周病の専門家と矯正の専門家がタッグを組んで治療に当たることもあります。

大学病院ではそれぞれに科があるため連携は比較的容易ですが、

開業医同士でも密に連絡を取り合って治療に当たることが出来ます。