お薬と歯科治療①

 

 皆さんは、お薬が歯の治療に影響を与えることをご存知ですか?世の中には様々なお薬がありますが、

その中には歯の治療を受ける際に重大な影響をもたらすものも含まれています。

 

①血が止まらなくなる

 抜歯や外科処置をする際に、問題になるのが抗血栓薬。つまり、血をサラサラにするお薬のことです。どのくらい長い期間飲んでいるのか、作用が強い薬かどうか、担当のお医者さんに確認する必要があります。

②顎骨壊死を引き起こす

 抜歯や外科処置などの刺激により、顎の骨が感染して壊死することが稀にあります。それを引き起こすのが骨粗しょう症の中でもビスフォスフォネート製剤に分類されるお薬です。また、注射か飲み薬かでもリスクに差があります。どのくらいの期間服用しているかも重要なポイントであるため、担当のお医者さんに確認する必要があります。

③歯茎を腫れさせる

 フェニトイン(抗てんかん薬)やカルシウム拮抗薬(血圧のお薬)は、副作用に「歯肉増殖」といって歯茎を腫れさせる作用があります。

 

次回もお薬と歯科治療に関するお話をします。