2023/08/27
皆さんは、虫歯があってはいけない職業をご存知ですか？
パイロットに関しては、航空法で航空身体検査というのがあり、「口腔及び歯牙に航空業務に支障を来たすおそれのある疾患又は機能障害がない事」と、あります。以下は一般財団法人 航空医学研究センターの航空身体検査マニュアルから抜粋した項目です。
何故このような規定があるかというと、操縦しているときに集中力が必要とされますが、虫歯の痛みによってその集中力が乱されるなどの業務への支障が想定されるからです。また、飛行機は高度を上げての移動になるため気圧の変化を伴います。すると、根の先に膿が溜まっているようなケースでは内圧が高まり、激痛を伴うこともあります。
他にも、宇宙飛行士では試験の際に未治療の虫歯があると不合格となることが知られています。いずれも、きちんと虫歯の治療していれば大丈夫ということですので、将来の夢が宇宙飛行士やパイロットの方はことさら歯を大切に！