2023/10/23
当院では、マウスピース矯正はインビザラインを採用しています。マウスピース矯正は、取り外し式の矯正装置であることや、見ても装着していることが分からないなどの特徴があります。しかし、誰にでも適応できる装置ではありません。
今日は、マウスピース矯正をお考えの方へのお知らせです。
【適応症例】
1.軽度の叢生(デコボコ)
2.後戻り症例
3.空隙歯列(隙間が開いている歯並び)
4.金属アレルギーの方
5.その他
【向いていないタイプ】
- 骨格性の反対咬合(重度の受け口)
- 骨格性の上顎前突(重度の出っ歯)
- 装置を一日23時間装着できない方
- 飲み会などのお付き合いが多い方
適応症例に関しては、ワイヤーを併用することでもう少し対応できる範囲が広がりますが、向いていないタイプに関してはたとえワイヤーを併用しても治せない可能性がとても高いです。特に、ご自身でしっかりと装置を装着できない方は歯が動きませんので歯並びも治りません。
矯正治療を希望される際に、装置に関してもご希望があるかと思います。しかし、ご自身にあった装置を選ぶことも重要です。ハミガキがきちんとできるのか、装置を使用する時間を守れるのか、これらが治療に及ぼす影響はとても大きいからです。矯正相談の際に詳しくお話しいたしますが、上記のポイントをご留意ください。