顎関節症のタイプ②

 

今日は「顎関節症」の中でも前回のものよりも重症度の高いタイプについてお話します。

 

【口が開けづらい/閉じづらい】

・顎の骨と頭の骨のクッションが、上の図のような状態が正常です。

・このクッションが顎の骨から滑り落ちてしまうと顎の動きが悪くなります。

・クッションが正しい位置に戻らないまま口を開けようとすると、クッションが邪魔して

 口を開けにくくなります。

・クッションのずれた位置により、口を閉じづらくなることもあります。

 

 このタイプは前回お話しした状態より悪く、ずれてしまったクッションが自然には戻らないタイプです。対処法としては、歯科医師が治す徒手的な整復法や、顎の運動療法、スプリントと呼ばれるマウスピースでかみ合わせの位置をコントロールすることがメインとなります。この顎関節症は日常生活に支障が出ますので、気づいたらご相談ください。