2024/01/22
いつもは意識しないけれど、お口の中には唾液があります。実は、唾液にはとてもたくさんの働きがあるんですよ。
①自浄自浄作用
②消化作用
③抗菌作用
④粘膜保護作用
⑤食塊形成作用
⑥pH緩衝作用
⑦粘膜修復作用
⑧再石灰化作用
⑨潤滑作用
今日は前回の続きで、④~⑥についてです。
【粘膜保護作用】
・お口の粘膜が乾くと委縮し、様々な刺激に弱くなります
・ムチンという糖タンパクが、のどや食道をコーティングして傷つきにくくします
【食塊形成作用】
・食べ物を飲み込むには、ある程度の塊にする必要があります
・唾液が少ないと食べ物をまとめることができず、飲み込みにくくなります
・唾液に溶けた食物の味物質が味蕾という味を感知する器官に届くことで、食べ物の味を
感じるため、唾液が少ないと味を感じにくくなります
【pH緩衝作用】
・飲食によってお口の中が酸性に傾きますが、それを中和させる役割を持ちます
・この能力が低いと虫歯になりやすくなります