悪い歯並びについて③(出っ歯、上顎前突)

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悪い歯並びの種類について、今日は上の歯が出ている症例についてお話しします。

上の前歯が出ている歯並びのことを上顎前突(じょうがくぜんとつ)と呼びます。日本では「出っ歯」などと言ったりします。本人が気づいている場合と、親御さんが気づいている場合、また本人も親御さんも気づいていない場合があります。

気づきやすいのは前歯の傾きが強く、唇を閉じるのが難しいケースや、口を閉じても前歯が見えていたり、口元がでっぱって見えてしまうケースです。唇を閉じづらいほどに前歯が出ているようなケースでは、転んだ時に前歯をぶつけやすく危険です。

お子さんや、ご自身の前歯が出ているかどうかを簡単に判断するには、唇を閉じた時にオトガイに緊張があるかどうか見てみましょう。また、横顔のバランスを見るのであれば、鼻とオトガイを結んだ線から唇がどれだけはみ出ているかチェックしてみましょう。

上顎前突のなかでも、顎の骨の位置関係で上顎が前方にあるようなケースでは、矯正治療のみでの改善が難しいこともあります。そういった場合では、大学病院や外科的矯正治療をおこなっている専門病院で治療を受ける必要があります。保険適用になりますので、矯正専門の先生に相談しに行くことをお勧めします。