2024/03/01
今日も、前回の続きで入れ歯の役割についてもう少し詳しく見ていきましょう。
【入れ歯の役割】
④顔の変化
あまり知られていないかもしれませんが、歯が無くなると口元が引っ込んで顔が老けて見えます。特に咬み合わせが変化した場合に顕著で、前歯が無くなるとほうれい線が深くなりますし、奥歯が無くなると全体的に顔の長さが短くなり、老人様顔貌と呼ばれるような鼻から顎にかけての長さが短いお顔になります。また、頬がこけて見えたり、しわが増えたりするため、内側から唇や頬を外へ向けてキープできる入れ歯は装着するだけで若返りができるといっても過言ではありません。
⑤姿勢を保つ
歯と姿勢には密接な関係があります。奥歯がしっかり噛めていないと、まっすぐ立つことが難しくなります。また、かみ合わせがずれていると立った時に体が斜めになります。筋力のキープにもつながる咬合(かみ合わせ)ですが、矯正治療だけではなく、入れ歯にも言えることなのです。
いかがでしたか?きっと皆さんが知らない情報もあったことと思います。歯科と全身に関する研究では、歯の噛み合わさる部分が残っているほど寝たきりになる確率が低いといわれています。失った歯をそのままにしておかずに、健康のために歯を補いましょう。