2020/12/08
昨日は、虫歯がないのに「歯が痛い」という症状の原因①・②についてお話ししました。今日は③・④についてお話しします。
【虫歯がないのに歯が痛い場合の原因】
① 近くの他の歯が虫歯
② 咬み合わせ
③ 歯茎が痛い
④ 歯にヒビがはいっている
⑤ 三叉神経痛
⑥ その他
歯茎が痛い場合、歯肉炎や歯周炎、歯の神経が炎症を起こして化膿している場合などが挙げられます。痛みというのは人によってそれぞれ感じ方も違うため、歯が痛いと思っているのに実は歯茎が腫れていた、ということもあるのです。特に大きく腫れるような炎症だと、痛みがどんどん広がることもあるため、自身の感覚もおかしくなります。
歯にヒビがはいっている場合は、熱いものや冷たいものがしみることがあります。虫歯とは違いますが、それでも歯が健全な状態ではないので、外部の刺激を受けやすいのです。先日は神経のない歯でも冷たいもの・熱いものがしみるという方がいらっしゃいましたが、ヒビを見つけて補修したところピタッと痛みが治まりました。これらは自分で判断できることではありませんから、痛みが続くようなら早めに歯科医院を受診しましょう。
明日は三叉神経痛とその他についてお話しします。